大切な猫がちょっとした不注意で家から脱走してしまった…。
自分がどれだけ気をつけていたとしても、第三者によって、または網戸が外れてしまったりなどの事故が起こって家から脱走してしまうこともあると思います。
迷子猫の捜索は時間との勝負です。
自分だけで探すには限界があります、迷っている暇はありません、急ぎ近隣の方の協力を仰ぎ捜索の「目」を増やしましょう。
チラシを配布したおかげで見つかったという事例も多数報告されていて、例えばコチラのサイトでは発見例の半数近くがチラシきっかけになっています。
でもどんなチラシを作ればいいのか…
とお悩みの方の為に、少しでも手助けになればと願いながらこのページを作りました。
どうかお役立て下さい。
迷子猫の捜索チラシの作り方
下記4種類のチラシ作成方法別に紹介していますので、ご自身が可能な方法からお選びください。
下に行くほど、難易度は下がります。
1.(パソコン/スマホ)テンプレートを加工して作る
ある程度パソコンやスマホを操作するスキルのある方向けの方法です。
イチから自分で作るのは大変だけど、載せる情報などは自分で取捨選択したい方はこちらがベストです。
パソコンの場合
パソコン用の名前や写真などを加工するだけで使えるテンプレートを配布しているサイトがたくさんありますので、そこからダウンロードして内容を修正して印刷します。
テンプレート配布サイト一覧
大阪市が提供するペット捜索ポスターを無料で配布しているサイトです。
データ形式はエクセルです。
印刷した後に名前などを手書きで記入するタイプのデータ(PDF)も配布されています。
使い方がよくわからない方は制作マニュアルも掲載されていますので参考にして下さい。
犬用のテンプレートも配布されています。
ワードで作られたテンプレートが見つけられなかったので私の方で作ったのがこちらです。
データ形式はワードです。
チラシ見本のモデルは我が家の三毛さんです。
下の緑のボタンからデータをダウンロードできます。ご自由にお使いください。
加工できる方はSNS用に利用してもらってもOKです!
※編集はせず印刷するだけのデータ(PDF)はコチラから
「ネコチラブログ」という色んなエクセルを使ったテンプレートを配布しているサイトです。
データ形式はエクセルです。
「チラシを印刷」の項目で、印刷した後に名前などを手書きで記入するタイプのデータ(PDF)も配布されています。
迷子の子の探し方や捕獲時の注意点なども同時に解説されています。
保護猫団体「ねころび」さんのサイトで配布されているテンプレートです。
データ形式はエクセルです。
ダウンロードページに簡単な加工方法も紹介されています。
写真のスペースが大きく取られているのが特徴的なチラシです。
「Suprint」という印刷&ポスティング会社が無料で配布しているテンプレートです。
データ形式はパワーポイントです。
チラシ見本のモデルは我が家のりんです。
データ2種類でページの一番下からダウンロードできます。
印刷だけでなく、対応エリアであればチラシの配布も依頼できるようです。
スマホの場合
スマホでポスターを自作する場合はCanvaという画像作成アプリがオススメです。
作ったデータは自宅のプリンターやコンビニのネットプリント等で印刷しましょう。
Canvaはある程度の加工スキルが必要なので、スマホでもっと簡単にチラシを作る場合は次の項目で紹介するジェネレーターを利用しましょう
アプリは下記リンクからダウンロードできますので、まずはインストールして下さい。
Canvaの中にも既に迷子猫チラシ用のテンプレートがあります。
テンプレートを選ぶとアプリの中で直接写真を入れ替えたり文字を直すことができます。
このテンプレートはCanvaで赤枠部分に「迷子猫」と検索いただくと出てきます。
※Canvaには他にも色んなデザインがあります
「迷子猫」検索結果の左下の画像をタップすると編集画面に変わります。
Canvaでの基本的な編集方法を動画にしましたので操作方法はこちらをご覧ください。
動画がうまく表示されない方は→Youtubeでご覧ください。
パソコンからでも利用可能です。こちらのリンクからCanvaのサイトに移動してください。
チラシ、ポスターだけでなく、名刺やインスタの投稿画像やYoutubeのサムネイル等も作れたりなど幅広く利用できます。
一部有料の素材もありますが、無料でも十分利用できます。
2.(パソコン/スマホ)チラシ制作ジェネレーターを使う
Webサイトに必要な情報を入力するだけで迷子チラシを自動で作ってくれるツールを提供してくれているサイトがあります。
自身でチラシを編集する必要がないのでスマホでも簡単に作成できます!
また、大体が捜索掲示板などを運営されているサイトが多いので、チラシ制作と合わせて情報を掲載しておくと見つかる手がかりに繋がるかもしれません。
「LOSTPET.JP」という迷子ペットの情報を掲載できる情報サイトです。
チラシを作るだけなら会員登録などは不要なようです。
ですが…少しでも情報を集めるために可能であれば登録しておくのが良いかと思います。
チラシの見本が無かったのでモデルは我が家のぼたんです。
写真は1枚か2枚の2種類から選べるようになっています。
「ペットの迷子検索.com」というこちらも、迷子ペットの情報を掲載できる情報サイトです。
会員登録せずにチラシを作ることができます。
とはいえこちらも、少しでも情報を集めるために可能であれば登録しておくのが良いかと思います。
チラシのモデルは我が家のりんです。
ポスターの色が赤、紺、緑など5色から選べます。
「ネコジルシ」という猫の里親募集も活発に行われている猫専用SNSサイトです。
迷い猫掲示板があり、そこに登録することでチラシも無料で作成することができます。
利用には会員登録の必要がありますので、まずは会員の登録を済ませてから掲示板に情報を掲載しましょう。
「ドコノコ」という犬・猫の写真が共有できるSNSスマホアプリです。
アプリのインストールは下記からできます。
このアプリに登録することによって、近くに住んでいるドコノコ利用者に迷子のお知らせが自動で届くようになっています。
こちらもまずはアプリをインストールして登録する必要がありますが、お知らせ機能は非常に強力なツールなのでぜひ登録しましょう!!
※画像は犬ですが猫も作成できます
3.テンプレートを印刷して写真やペンなどで手書きする
パソコンなどでは編集せず、印刷した後に写真を貼ったり必要な情報を書き足したものをカラーコピーして量産する方法です。
画像のようなイメージの迷子チラシのテンプレートを作成してみました。
データ形式はPDFです。
「写真スペース」部分に猫さんの写真を貼っていただき、その他の必要な情報はマジックなどの太いペンで手書きして下さい。
あとはコンビニのコピー機等でカラーコピーするだけ。
データは下の緑のボタンを押すとダウンロードできます。
パソコン編集用のデータを配布している他のサイトにも印刷用PDFデータを配布しているところがいくつかありましたので、そちらも参考にしてみて下さい。
4.印刷会社に依頼する
チラシのデザインから印刷まで一手に引き受けてもらえるので依頼するだけで済むのが印刷会社の一番のメリットです。
また個人が大量のチラシを印刷するのは限界がありますが、印刷会社では何千部でも印刷が可能です。
有料にはなりますが、どのみち印刷する時にはお金はかかりますので、まとめて一気にお願いして空いた時間は猫を探すことにも使えます。
「ねこてっくす」という迷子ペットチラシ/ポスター専門の印刷会社です。
サイトには無事に保護できた子の実例や猫の探し方なども非常に詳しく掲載されていますので、余裕があればそちらもぜひご覧下さい。
背景のある写真もプロのデザイナーさんによって猫が目立つように切抜き加工もしてくれるようです。
色は何種類かから選べるようです。枚数は100枚~注文可能。
「迷子ペット.net」という迷子ペットチラシ/ポスター専門の印刷会社です。
デザインや色が何種類かあって、ペットが目立つデザイン、人間の目を引くデザインなどなど、用途を選んで注文できます。
デザインによっては背景の切抜き加工もしてくれるようです。
枚数は100枚~注文可能。
「迷子猫チラシ総本店」という迷子ペットチラシ/ポスター専門の印刷会社です。
色の種類が何種類かあり実際に見つけることが出来たレイアウトを採用しているとのこと。
デザインのみの依頼で印刷はコンビニで自分が必要な分だけ印刷する方法も選べるようです。
枚数は100枚~注文可能。
迷子猫チラシに入れる情報
テンプレートを利用する場合は既に必要な情報は載っているので、基本はそちらを修正するだけで大丈夫です。
もしご自身でチラシを作られる際は、最低限以下の情報は入れておくといいかな?という情報を列挙します。
- 迷子になった日付
- 行方不明になった場所
- 猫の名前
- 猫の写真
- 年齢
- 毛色や柄
- 首輪やマイクロチップの有無
- その他の猫の特徴や性格
- 連絡先(電話番号、メール等)
ぶっちゃけ写真が一番重要なので、写真のスペースが大きく取れるように工夫すると良いと思います。
SNSでも捜索の呼びかけを!
紙のチラシやポスターだけでなく、SNSで呼びかけることも忘れずに!!
ここまで紹介してきたテンプレートのデータを画像にして貼り付けるとより効果的です。
画像の作り方がわからなければ、印刷したチラシをスマホで写真撮影すればOK。
ハッシュタグ「#迷子猫、#迷い猫、#拡散希望」なども必ず入れてくださいね。
※できれば個人情報が入っているところは削除してください
また、地元の警察や保健所・動物愛護センターにも届け出を出しておきましょう。
もし見つけた方がいたら、連絡が入る場合があります。
猫を見つけた時の対応方法
猫はとても臆病な生き物です。
自分が安心できない場所にいる時は警戒心がMAXで、たとえ慣れ親しんだ家族であっても近づくと逃げることが予想されます。
これはどんな猫さんでも同じなので、逃げられても落ち込まないでください。
見つけた時は慌てず騒がずオヤツ等を持ってそっと近づき、そのまま捕まえられそうであれば大丈夫ですが、もし逃げて捕まえるのが難しい場合は下記の記事も参考にしてみてください。
※記事は野良猫を対象としていますが、捕獲方法の部分が参考になると思います
脱走対策は万全ですか?
猫が一番脱走する原因となるのが玄関からです。
我が家の事例ですが、玄関に設置している二重扉の作り方について紹介していますので、下記記事もぜひ参考にしてみて下さい。
人間の赤ちゃん用のベビーゲートを活用した方法です。
記事の中で紹介している100均の突っ張り棒とワイヤーを使った方法で窓の脱走対策もできますので、そちらも参考になると思います!
何がきっかけで見つかるかわかりません。
とにかくできることは全てやり、絶対に見つかると強く信じてください!!
一日でも早く猫さんがお家に戻れることを祈っています。
<追記>
もし「◯◯なチラシが欲しい」とかありましたら問い合わせフォームからご意見ください。記事に掲載する内容の参考にさせていただきます。