【保護猫】三毛さんの家猫修行③~ケージはいつまで?~

当ブログでもアクセス数の1位2位を争うケージ問題。

それだけ多くの方が悩んで少しでもヒントが無いか探してここに辿り着いているのだと思います。

この記事では、私が保護した猫たちの実体験を元に事例や課題などを共有したいと思います。

目次

保護した猫はいつまでケージに?

私のひとつの答えは下記記事にまとめています。

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野良猫を保護した時にケージは必要か?いつまでケージに? など…色々と悩まれてココにたどり着かれたのだと思います。 私も悩みに悩んで色んな保護猫活動をされている方の体験談や書籍を読み漁りました。 そして最終的にはケージ...

なぜケージに入れた方が良いのか?といった疑問にもお答えしていますので、まだ読んだ事が無い方はまずこちらをご覧ください。

以上を踏まえこのページでは成猫「三毛さん」の場合どうしたのかをお伝えしたいと思います。

三毛さん

三毛さんをケージに入れた理由

理由は下記の2点です。

①先住猫と隔離する
(病気や寄生虫感染、ストレス対策)

②人馴れ訓練

それぞれ具体的に見ていきます。

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①先住猫と隔離するためのケージ

りんたちに病気や寄生虫が感染らないよう最低2週間は隔離するため、三毛さん専用の部屋を用意する事ができなかった我が家はケージを活用しました。

  1. 最初は遠くの場所に1段ケージで
  2. 次は二匹から姿が見える場所(けど直接接触はできない場所)で3段ケージで
  3. 最後に同じ部屋の中に3段ケージで

そのおかげもあってか、りんたちに病気や寄生虫が感染ることはどうにか避けられたようです。

ストレスについては後述します。

②人馴れ訓練のためのケージ

私は保護猫をケージから出すひとつの目安を「ナデられるまで」としています。

普通はナデられるようになるまでに何週間かかかったりするのですが…三毛さんの場合は翌日から普通にナデることができてしまいまして(;´∀`)

三毛さん

上述の2週間は隔離するとして、その後どうしようかな~っていうのが本音でした。

 

りんやぼたんの反応を考慮

もう一つの目安としては先住猫の反応です。

自分たちの縄張りに知らない猫がやって来ることは先住猫にとっては大変な衝撃です。

いきなり直接対面させることは絶対に避けねばなりません。

部屋が分けられない我が家はケージを使って隔離しつつ少しずつお互いの存在に慣らしていく事にしました。

三毛さんと対面

三毛さんが矢印のところに居てそれを見ているぼたん

猫たちの部屋に入れる1週間前にはこの3段ケージに移動してまず三毛さんにケージ生活に慣れてもらうようにしました。

こちらの3段ケージはりん・ぼたんの家猫修行時も使っていたもので各段に扉がついていてキャスターもあるので「掃除・お世話・ナデナデ訓練」などが非常にやりやすく重宝しています(´∀`*)

 

一番上の段は猫ベッドなどを置き周りを布で覆い三毛さんが安心して過ごせる場所としています。

この状態で猫たちの反応を見守りました。

ケージ越しに挨拶する猫たち

三毛さんと対面

りんたちも最初は恐る恐る近づき…やはり怖いからか「シャー!」と威嚇も出ていました。

それでも日を追うごとに匂いを嗅ぎあったり写真のように前足でチョイチョイしてみたりとじわじわ距離が近づいていきました。

私がバイブルとしている「野良猫の拾い方」の本によると

ケージ越しににおいを嗅ぎ合ったり、前足を出して相手にちょっかいを出すような仕草が見られれば、相手に対して友好的な気持ちを持った証拠。

とあったので、そろそろ頃合いかな?と思いました。

三毛さんをケージから出す

三毛さんを保護してから3週間ちょっと経ったころに一度フリーにしました。

見守るぼたん

いい写真がありませんでした…。

ケージから初めて猫を出す時は以下の点に注意下さい。

  • 部屋の誤飲しそうなものを片付けておく
  • ケージはいつでも戻れるよう扉を開けっ放しにしておく
  • 猫がケージから自分で出てくるまで待つ

そろ~そろ~~と部屋を散策する三毛さんと、それを遠巻きに監視するりんとぼたん。

近づきすぎると、りんたちは「シャー!」と威嚇していましたが、血を見るようなケンカにはならなかったのでひとまず安心。

ひと通り散策し終わったかな?という頃合いで三毛さんにはケージに戻っていただきその日はフリー終了。

いきなり完全フリーにするとりん達の負担が大きいと思ったので少しずつフリーの時間を増やしていく作戦で進めていきました。

ケージ生活の課題

1度フリーにしてから更に顕著になったのですが、ケージから激しく出たがるようになりました。

  • 鳴き叫ぶ
  • ケージの隙間から腕を伸ばして近くのものを引っ張り込もうとする
  • ダンボールの爪とぎをボロボロにするetc…

特に野良生活が長い子ほどケージは狭いと感じるんだろうなぁ。

毎朝の惨状定期的にケージの中がこうなってました(;´Д`)

トイレがとっ散らかってる時もあります(写真は比較的キレイなものにしましたw)

先輩からのアドバイス

まだぼたん達の「シャーシャー!」が抜けなかったのでこのままフリーにしても大丈夫なのかと悩んでいたら

先輩猫飼いさん
威嚇しててもそのままにしてたら1ヶ月ほどで慣れたよ

と何匹か保護猫を迎え入れている先輩猫飼いさんがアドバイスしてくださったのをきっかけに、最低限隔離したい2週間はもう過ぎていたのもあって三毛さんを完全フリーにすることに決めました。

フリーにしてから先住猫と慣れるまで

フリーにしてから今日まで2週間ぐらい経ちました。

最初は威嚇したり時にはパンチしたり(爪は出ていない)距離感があった3匹でしたが…

今では威嚇は完全になくなり、まだ多少の距離はありますがお互いの存在を認めあって生活するようになりました。

あとこの記事を書いている前日、ぼたんが三毛さんが寝ている横に数分でしたがくっついて寝る場面を目撃しました。

りんはまだ気に入らないところがあるようなんですが(;´∀`)

怪我をするようなケンカにはなっていないのでもう大丈夫かな~と感じています。

人馴れの方は…

フリーにしてから全く触れなくなりました\(^o^)/

ですが想定の範囲内です。

ケージの中で触れてもフリーにしたら逃げられるのはよくある話です。

こちらも長くなりそうなので別記事にまとめたいと思います。

では今日はこの辺りで…長文お読みくださりありがとうございました!

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この記事を書いた人

野良猫を拾うことになった猫初心者のドタバタ生活を記録していきます。同じ悩みを持った方のお役に立てたら幸いです。

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